2019/04/27 23:00
いつも見てくださり、応援してくださりありがとうございます!
お洋服のブランド名でもあります桑の実作業所(B型就労支援事業所)について、少しご紹介させてください。
桑の実作業所では、一般企業への就職が難しい、身体、精神に障がいを抱えた利用者さんが、知識と能力の向上のために生産活動を行っています。社会参加の場となっており、生きがいを持ち活動しています。このお洋服販売もその活動のひとつです。
私の母が作業所の理事長を務めており、私はデザインのお手伝いをしています。
これまで百貨店などで取り扱いのある、有名ブランドの縫製を担当していた職人さん(母の友人)が退職し、ご縁があり桑の実作業所の職員として働くことになりました。その職人さんの指導の元、利用者さんがお仕立て作業に携わっています。
さて、デザイン担当の私はと言うと、デザイン系の資格があるわけでもなく、アパレルのお仕事などもしたことがない、全くの素人です。普段は、助産師として働いています。
4歳女の子と、1歳男の子の母親であり、我が子に可愛いお洋服を着せたい!と、子供服にどハマりしました。可愛いお洋服を着た我が子を見るたび癒され、育児がますます楽しくなります♡
この事業所を立ち上げた私の祖母(instagramに詳しく紹介しています)が手芸の先生をしていたこともあり、幼い頃に手縫いを教わったり、自分でデザインを考えものづくりをすることが好きでした。小学生の頃、家庭科の授業でエプロンの製作があり、脇にタオル掛けを縫い付けて、「よく考えたね!こんなエプロン見たことない!いいね!」と先生に褒められ嬉しかったことを今でも覚えています。
また、私の父は美大を出ており、仕事から帰ると毎日のように油絵を描き、休日にはアトリエ(笑)に行き狂ったように絵を描いていたので(自由人すぎ)、そんな父の影響もあってか、私も思い描いたものを創り上げることが好きなのだと思います。
当時、絵画に少し筆を入れては遠くから眺めたり、近くでボーっと見つめたりしている父親の姿に、頭が狂ってるんじゃないか?と本気で心配しましたが(笑)、今ではその行動の意味が理解できるようになりました。 私も生地屋に行っては生地を手に取り、遠くから眺めたり、近くで眺めたりと、平気で3時間ほど生地を眺め、お洋服をイメージするのです。それが楽しくて仕方なくて... 狂った客だと思われているに違いありません。
完全に、私が可愛いと思ってデザインした自己満のお洋服ですので、それを貴重なお金で購入していただくとなると、こんなもので良いのか...?と悩むこともあります。いつも新作発表の際には、ドキドキが止まりません。
kuwanomiのお洋服で1番自信が持てるのは、縫製の素晴らしさです!こんなに腕の良い貴重な職人はなかなかいないと思います(今でもブランドより追われている職人さんです 笑)。
この素晴らしい技術を生かした、ほかにないデザインを生み出すのが私の目標なのですが...
ありがたいことに、去年6月よりinstagramにて販売を開始してから、たくさんの方にオーダーしていただき、オーダー会では、開始時間にストップをかけるほど多数のオーダーをいただいています。リピーター様も多く、皆さま素敵な方ばかりで、ご縁に感謝しかありません。
また、利用者さんの大幅な工賃アップに繋がっており、やる気に満ち溢れているそうです!
いろんな方の思いが詰まったお洋服、これからもたくさんの方へ愛され、お子様の大切な一着となるよう、私も精一杯お手伝いさせていただきたいと思っています!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします♡